おしるこさえ作れない

会社を8ヶ月で辞め、海外にいる人のぼやき。

一旦日本に帰る前に思うこと。

4ヶ月のフィリピン滞在に一瞬終止符を打ちます。

理由は妹の前撮りに参加しないといけないため笑

ただ、ビザもちょうど切れるところだったのでちょうどいいかな、と!一旦帰る前に今の気持ちとか、感想とかをまとめておこうと思います。日本に帰ったら、またブログを書こう。

 

フィリピンに対して思うこと

私、色々な国に行った経験はあるけれど、フィリピンは今年来たの初めてだったんです。4ヶ月過ごしてみて、ガラリとフィリピンに対するイメージが変わりました。

 

①フィリピンは私が想像していたより貧困ではない

フィリピン含め、東南アジアってなんか、すごく貧乏なイメージがあったんです、私。スマホとかテレビとかあるのかな?水とか大丈夫なのかな?通信とか通ってるの?電気は?治安は平気?ぼったくられたりしないかな、、?等々。

だって、テレビで見るフィリピンはスラム街のごみ山で寝てる子供ばかり。そして、そんな子供たちに支援をする日本人の大人のお話ばかり。

フィリピンはいつまでも私の中で『貧乏で危ない国』だったんです。だから、来る前は不安もありました。

でもね、実際は想像してたフィリピンと全然違いました。

もちろん、日本に比べたらごみ山の数も多いしストリートチルドレンも2.5万人いると言われているし、ぼったくりもあるし(適当だからねw)目に見えた貧困率は高いかもしれません。

でも、水道の水は綺麗だし、(飲めないけど水道水でお腹壊したことはない)通信もしっかり通ってるし(なんなら日本より融通効いていい感じだよ)Wi-Fiはあるし、テレビもあるし、大学も沢山あります。そして、週末だけでなく平日も大きなショッピングモールは人で溢れかえってる、ゲームセンターで子供はお金を使って遊んでる、H&Mで可愛い洋服を買って、お洒落を楽しんでる、人口も多く、フィリピンの経済をフィリピン人が回しているんです。

私はこんなフィリピンをフィリピンに来る前は想像していませんでした、というか全く知りませんでした。(今はそんな自分が恥ずかしいと思う)

きっと日本人の中には『東南アジアに貧しい国』というレッテルを貼って、少しバカにしているフシがある方もいるのではないでしょうか。

もちろん全員とは言いませんが。

ですが、フィリピンの活気を見たら、経済成長の著しさは顕著です。

日本のどこかのデパートとはえらい違い。

貧しい国というレッテルがある人は一旦外した方がいいと思います。フィリピン含め、東南アジアをバカにしてると今に痛い目見ますよ〜〜!笑

今後10年の経済を引っ張っていくのは東南アジアでしょう。

 

②意外と治安は悪くない

フィリピン、意外と治安悪くないです。

だからといって安全の保障はできませんが

私、日本人の女の子ひとりでもジープニー(観光客が乗ると危ないと言われてる乗合バス)乗るし、そこで危ない目にあったこと、ないです。

むしろ、携帯とか手に持ってると、一緒に乗ってるおばさんが『危ないからしまいなさい!』とか言ってくれる笑

この間、ジープニーにのった時に膝の上にカメラを置いておいたら、バスの外に転がっちゃったんです。ジープニードアがないから。焦って『降ります!』って叫んだら降ろしてくれて、なんならカメラに拾いに行った私のことみんなまっててくれました笑

本当に優しい。日本だったら、なにこいつって目で見られて終わるんだろうなって思いながら温かい気持ちになってました。道とかわからないと、知らない人が教えてくれるし、だからって金をせびられることもないし、思ってたより全然治安悪くない。

 

③ぼられそうになっても、毅然とした態度を。

ぼられそうになっても大丈夫。高い!と言ってその場を立ち去ればあ〜、払ってくれなかったか〜くらいのテンションで終わります。今のところこれで危険な目にあったことはない笑向こうは騙せればラッキーくらいの気持ちでぼったくってきます。賭け事みたいな感覚。笑だからあまり警戒しなくて大丈夫。

 

日本食がとにかく人気

フィリピンは日本食がとにかく人気。ラーメン、お寿司、うどん、天ぷら。こぞって日本企業がフィリピンに進出するのもうなずけます。YouTubeとかでも日本食レポートとかよく見てるからね、みんな。どんだけ日本食好きやねん。

 

⑤英語は公用語ではない

フィリピンは英語公用語!って言われてるけど、そんなことないと思う。たしかにみんな英語の本読むし、映画も英語で見るけど、ペラッペラに話せるかと言われたらそうじゃない。人によるかなり。日本人よりは話せるけど公用語レベルではないです。タガログ語だね、基本。

 

今の私の気持ち

私は、海外で生活をしてみた経験がなくて、ずっと海外で生活するってどんな感じなのかな?って興味があったのね。別にフィリピンじゃなくても良かったんだけど、『日本以外の国で暮らしてみる』ってことに憧れがあって。暮らすだけじゃなくて、日本人があまりいない、より現地の人と交流するような暮らしにね。で、今回のこのフィリピンでの生活でその憧れが現実に変わったと思います。2ヶ月間、フィリピン人しかお客さんが来ないバーで毎日働いて、あとの2ヶ月間は付き合いたての彼氏と同棲して、アパートに住まわせてもらってました。そこにも彼氏が同じ大学に通うフィリピン人の友達を連れてきて、リアルなフィリピン人の同世代と交流できる機会が沢山ありました。『海外に暮らして、現地の人と同じ生活をして、多くの現地の人と交流する』というのは達成した気がします。でね、思ったことは『生活レベルは国の違いじゃなくて所得の違いだ』ということですね。

フィリピンでも、私はふかふかのベッドと枕の上で慣れてるし、生活レベルは日本といるときにくらべて落としてると思ってない。海外でも日本でも、所得レベルが同じなら同じような生活です。これ、どこ行ってもそうだね。それがわかったことが高い。フィリピンは物価が安いから使うお金の量は減ったけど、毎日美味しいご飯食べて、健康で文化的な生活が送れました。

国ごとで貧富の差を比べる時代はもう終わり。世界の貧富の差はどんどん縮まってる。

それが身をもって知ることができた4ヶ月間でした。