「群馬のブラジルタウン・大泉町」に行ってみた。
あさなの行ってみたシリーズ第二弾。笑
第一弾はこちら↓なんでこんな群馬の海外拠点をぶらつくか、理由が書いてあるヨ。
今回は、日本の中でも有数のブラジルタウンである「大泉町」に行ってみた編です。
ゆうても、今回のテーマである大泉も私の超地元。笑
中学校のころの塾もこの大泉にあったし、大泉出身の友達もたくさんいるレベルの地元。笑
さて、
「移民の詩(水野龍哉著)」という本によると、人口4万人のうち、外国人人口率は15%らしい。
大泉町以外にもブラジルタウンと呼ばれる街や地域ができあがっている場所があると言えど、大泉は比率にするとダントツで外国人人口率が高い「ブラジルタウン」といえる。
なぜ、この大泉町がブラジルタウンが多いのか。
実は、大泉町は、昔から製造業が盛んな街。
そんな中、遡ること1980年半ば、日本がバブル景気で湧き上がっていた時、日本の製造業は人手不足が深刻化していた。
その状況を解決すべく、日系人労働者を受け入れる体制をいち早く整え、工場で働いてもらうために受け入れた、という背景があるからだ。
平成2〜7年の5年間の間で外国人移住者は5倍の4000人までに増えたらしい。
そして、今日はそんな大泉にあるウェスタンユニオン(海外とお金のやりとりができる、国際送金システムサービスを提供している会社)にお金を取りに行く用事があったため、大泉まで足を運んだ。
因みに、このウェスタンユニオン、群馬県には2店舗しかないんだけど、その2店舗とも大泉市内にあるの。
大泉に住んでいるブラジル人が祖国からお金を受け取ったり、逆に送金したり、かなりのお金のやりとりがされているんだろうな、って容易に想像できる。
従業員も8割〜9割がブラジルの人の血が入っているだろうという見た目の人たち。
今回はそのウェスタンユニオンで受付をしてくれた女性の方に
「この辺りでおすすめのレストランある?」って聞いてみた。
そこでおすすめされたのがこちらのお店です。
無添加のブラジルパン(なんて言ったらいいのかわからないけど、ブラジルで一般的に売られているパン)とハンバーガーを販売しているお店です。
外観はこんな感じ。
中に入ると様々なパンが出迎えてくれました。
どれにしようか迷っていると、店主(日本人の女性)のような方がパンの説明をひとつひとつしてくれました。
これは、ポンデケージョ。聞いて、めちゃくちゃ驚いたんだけど、「タピオカ」からできているらしい。
ブラジルでは「タピオカ」は昔から親しまれている食材で、
「タピオカ同士がくっつかないようにアルコールにつける」という意味で
ワインと一緒にすることもあったりなんかするらしい。
私は勝手にタピオカは「台湾発祥」とか思っていたし(だからと言ってブラジル発祥なのかはわからないけれど笑)ブラジルで昔から親しまれている食材なんて、全く知らなかった。
これ以外にもタピオカで作られているパンはあってこれとかもそう。
キャッサバってポルトガル語で「タピオカ」って意味らしい。
ブラジルでタピオカ飲みたくなったら、とにかく、キャッサバって言いまくろうw
売っているパン本当にどれも美味しそうだった…。
どのパンを買おうか悩んでいたら、途中でハンバーガーも販売していることに気づく。笑
結局、パンじゃなくて、ハンバーガーにしました。
当店での一番の人気メニューと言われた「Big TOMI」を注文しました。
注文するときに「ケチャップやマヨネーズはいりますか?」と聞かれ、
そんなこと聞かれたことないので迷っていたところ
「ブラジルのハンバーガーはマヨネーズやケチャップのようなソースは入れないことが多いです。必要な人に付ける、という感じで」と言われた。
私は味がわからなかったので、結局、別付のソースをいただいた。
これがBigTomi。めっちゃでかいし、中の肉のボリュームがすごい。笑
さすが、ブラジル仕様、ともいうべきなのか?笑
まずはソースなしで食べてみる。
ソースが不要なくらい、肉にちゃんと味がついている。美味しい。
結局ソースもつけずに全部食べてしまった。
お店の中には日系4世、5世くらいだろうな〜という家族づれもいてほっこり。
ごちそうさまでした。
そして、このTOMIの近く、本当斜め向かいくらいにブラジル人向けのスーパーがあるの。
入り口の「営業時間」にもちろん日本語などなく
店内に入ると、日本のスーパーでは感じたことのない香りが体内に入ってきた笑
臭いとかじゃなくて、スパイシーな香り。多分、香辛料かな?
目を閉じて入ったら「海外にあるスーパーなんじゃないかな?」と勘違いしてしまいそうになるくらい、スパイシーな、海外のスーパーの香りのような、そんな感じ。
「ブラジルっぽい」匂いがした。
これが、ブラジルの匂い、なのかどうかはブラジルに行ったことがないので、実際はわからないけれど。
店内は、日本メーカーの製品と輸入製品が混在していて本当に面白い。
店内にいる店員さんもお客さんもほぼポルトガルを話す人ばかりだったけれど、
私に気づくと「こんにちは〜」ってめっちゃ威勢良くあいさつしてくれて、私は思わず
こんにちは〜〜って返してしまった。笑
この周辺には、「tatooショップ」だったり、ブラジル人のための教習所だったり、
ポルトガル語しかわからない人のためのサービスがひしめき合っている。
「移民・難民問題」に今、世界中が揺れており、日本も例外ではない。
一足先に「移民問題」に直面していた大泉。
そんな大泉町は「移民問題」に揺れる日本のロールモデルとなる街になりえるのか?